草の根・人間の安全保障無償資金協力 「東部州チパタ郡マダリソコミュニティ孤児・脆弱児学校新校舎建設計画」引渡式
令和4年2月10日


令和4年1月13日(木)、水内龍太在ザンビア日本国大使は草の根・人間の安全保障無償資金協力「東部州チパタ郡マダリソコミュニティ孤児・脆弱児学校新校舎建設計画」の引渡式に出席しました。式典にはビューティー・ウンディ・フィリ東部州副次官、アラン・リンガンベ東部州教育事務所代表、ジョージ・ムワンザ チパタ市長、レビソン・ジェレカ カパタモヨ首長(チーフ)のほか、約40名が出席しました。本事業は122,561 米ドルを上限として、マダリソコミュニティスクールにおいて孤児・脆弱児に適切な教育環境を提供するために2つの新校舎、トイレ、井戸の建設、及び学校家具を供与するものです。
同学校は2000年の設立後、安全安心な環境で質の高い教育を孤児・脆弱児を主な対象として支援をしてきましたが、教室数が少ないために一部の児童は屋外で授業を受けたり、また授業に必要な備品類もほとんど無いため、寒い時期には不登校の児童が増加し、適切な教育環境を整備する必要がありました。
本事業では、これらの劣悪な教育環境を整備したことにより、中退者(特に衛生設備の拡充により女子児童の中退者)や欠席者が減少することが期待され、最大で700名の児童が年間を通じて適切な環境で教育を受けられるようになります。
水内大使は「児童教育において地域社会が果たす役割についての重要性、また教育分野に地域社会が関わっていくことは将来、子供たちの薬物・アルコール依存防止にもつながる」と述べました。
本引渡式における水内大使のスピーチはこちら。

