地球規模課題対応国際科学技術協力事業(SATREPS)「下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計(SPLASHプロジェクト)」における水・環境(WET)実験室の開所式

令和7年9月29日
  2025年9月26日、竹内大使は、ザンビア大学鉱山学部において開催された「水・環境(WET)実験室」の開所式に出席しました。
 
 本実験室は、地球規模課題対応国際科学技術協力事業(SATREPS)の「下痢リスク可視化によるアフリカ都市周縁地域の参加型水・衛生計画と水・衛生統計(SPLASHプロジェクト)」の一環で設立されたものです。
 
 同SPLASHプロジェクトは日本政府から約200万ドル(約3億円)の供与を受け、2024年から5年間にわたり実施されています。ルサカの都市周縁地域(コンパウンド)における水・衛生環境の改善を目指し、下痢リスクの可視化を通じて地域住民の行動変容を促すとともに、水・衛生改善計画の開発等を通じて、下痢やコレラの発生の予防や、効果的な政策立案に貢献することを目的としています。
 
 開所式には、主賓であるンゾヴ水資源開発・衛生大臣の代理として出席したムクゾ・チョンゴ水資源主任担当官をはじめ、カルソパ・ザンビア大学副学長、ニャンベ・コッパーベルト大学長、原田英典京都大学准教授(プロジェクトリーダー)、政府関係者、大学関係者など多数が出席しました。
 
 竹内大使は、WET実験室はサブサハラ・アフリカでも屈指の先端的な水質・環境分析設備を備えており、ザンビアの水・衛生課題の解決に大きく貢献するとの期待を表明しました。また、SPLASHプロジェクトを通じて日・ザンビア両国の協力関係が一層深まり、両国の友情の象徴となることを祈念しました。
 
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