令和5年度日本NGO連携無償資金協力「ルサカ郡における結核診断技術の向上を通じた結核対策プロジェクト(第2年次)」デジタルX線機器の引渡式

令和6年10月31日
 2024年10月28日、竹内大使は、令和5年度日本NGO連携無償資金協力「ルサカ郡における結核診断技術の向上を通じた結核対策プロジェクト(第2年次)」(限度額:553,448米ドルによる、デジタルX線機器の引渡式に出席しました。
 
 本プロジェクトは、2023年から2026年の3年間に段階的に事業を行うもので、今次第2年次事業は令和6年3月に(公財)結核予防会と日本政府との間で贈与契約が署名されました。同2年次事業は、ルサカ郡内の4つの医療施設において、X線機器の供与や人材育成強化を通じて、結核患者の早期発見と治療の向上を目指し、結核ケアサービスの質的・量的な拡充を図ることを目的とするものです。本事業により、ルサカのみならずザンビア全体へ診断能力の強化や公衆衛生の取り組みに貢献し、ひいてはザンビア全体の医療サービスの向上が期待されます。
 
 本式典の主賓であるエライジャー・ムチマ保健大臣の代理として出席したケネディ・リシンピ保健省次官は、ルサカ市のバウレニ・ヘルスセンターにおいてザンビア政府を代表しデジタルX線機器を受領しました。式典には、政府関係者の他、バウレニ・ヘルスセンターの代表者及び多くのバウレニ地区の住民が出席しました。
 
 竹内大使は、本事業によって結核の早期発見、ケアサービスが強化され、地域住民が裨益することへの期待を述べるとともに、医療分野における二国間の協力関係が更に強化・発展していくことを祈念しました。
 
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