草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ルサカ州チョングウェ郡アマラ孤児・障害者職業訓練校建設工事計画」引渡式
令和6年7月24日
令和5年7月19日(金)、竹内大使は、草の根・人間の安全保障無償資金協力の事業である「ルサカ州チョングウェ郡アマラ孤児・障害者職業訓練校建設工事計画」の引渡式に出席しました。同式典には、フェリックス・ムタティ技術・科学大臣の代理としてカティジャ・ムブラ職業教育訓練部副局長(起業支援)、クリストファー・ハベエンズ・チョングウェ郡郡長及び地域住民の方々が出席しました。
被供与団体のザンビア無原罪集会(CIC)は、1994年よりザンビアでの活動を開始し、孤児院や経済的に脆弱な子どもたちのための学校設立や運営など、コミュニティへの様々な貢献を続けてきました。今回の事業で設立された障がい者や孤児のための職業訓練校は、CICにとって9番目となるプロジェクトであり、日本政府は全ての利用者を包摂するインクルーシブに設計された7つの教室からなる教室棟を建設するための支援を行いました。この職業訓練校の開校により、年間約250名以上の孤児や障がいを持った若者たちが、調理、洋裁、工芸、パフォーマンス(演奏・演劇)、園芸、接客、パソコン技術などの職業訓練を受けることが可能になります。
引渡式において、竹内大使はCICの献身的な活動を称え、これまで、障がいや経済状況が障壁となって職業訓練を受けることができなかった多くの若者たちが、この学校での訓練コースを修了することで、経済的に自立し、自分の未来を自分自身で決められるようになることを祈念しました。
日本政府は過去30年間にわたり、草の根・人間の安全保障無償資金を通じてザンビア全土に20校以上の職業訓練校を建設し、ザンビアの若者の職業技能強化に貢献してきました。今後も、NGO等の取り組みへの支援を通じて、ザンビア政府による職業訓練、インクルーシブ教育分野の強化を支援していきます。
本引渡式における竹内大使のスピーチはこちら。