令和5年度対ザンビア無償資金協力「STEM(科学、技術、工学及び数学)教育強化計画」に関する書簡の交換

令和6年1月26日
  
 
 2024年1月25日、財務・国家計画省において、竹内一之大使とムソコトワネ財務・国家計画大臣との間で「STEM(科学、技術、工学及び数学)教育強化計画」に対する総額16億4,400万円(約1,100万米ドル)の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。
 
本プロジェクトでは、STEM中等学校において、化学実験や、設計・技術実習のための特別教室等の増設や実験・設計用機材の整備を行い、授業の質の向上を図ることでザンビアの理数科分野の人材育成に寄与することが期待されます。
 
ザンビア政府は、第8次国家開発計画や国家教育政策において、STEM分野の教育強化を重要な施策として掲げています。ザンビアの高い出生率と、教育の無償化政策により増加する就学人口を背景に、その受け皿となる教育インフラの整備やSTEM分野の教育促進が重要視されています。
 
 竹内大使はスピーチにおいて、国の将来を担うザンビアの若者の教育の質の向上及び心身ともに健康な若者の育成に貢献できることは大変光栄である旨述べました。また、今年はザンビアと日本の外交関係樹立60周年にあたり、その節目の年に本プロジェクトが開始され、今後数十年にわたり両国の協力関係が繁栄していくための、新たな強固な礎となることを祈念しました。
 
日本政府はザンビアの教育分野において1998年から現在に至るまで、小学校建設や教員の能力・技能強化等、様々な援助を続けており、今後も継続的な支援を提供する予定です。
 
 署名式における竹内大使のスピーチはこちら