竹内大使からのご挨拶

令和5年1月11日
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 新年明けましておめでとうございます。

 駐ザンビア特命全権大使として昨年12月20日に着任いたしまして、初めての新しい年を迎えることになります。着任のご挨拶と年始のご挨拶をかねて、ひとことメッセージを記させていただきます。

 日本においては未だ新型コロナ感染に対する警戒が緩んだとはいえない状況が続いておりますが、ザンビアにおいては徐々にかつての日常を取り戻しつつあることが、着任後のわずかな時間の中でも感じられます。引き続きザンビア国内の感染状況を注視するとともに、ザンビア政府による感染対策を後押ししていきたいと考えています。

 ザンビアはアフリカの中でも政治的、経済的に非常に重要な位置を占める国であり、とりわけ、2021年8月に行われた総選挙において民主的な政権交代が実現したことは、「アフリカの希望の燭光」と称されるザンビアが日本と普遍的価値観を共有していることを強く印象付けるものでした。在住の邦人の方々も増えつつある中で、コロナ後の両国関係を考える重要な時期にさしかかっています。日本が伝統的に支援を行ってきたインフラ整備、保健、農業、教育、人材育成を含め、様々な側面において関係を一段階前に進め、日本とザンビアの相互の信頼関係をいっそう強固なものとすべく、全力を尽くしていきたいと考えております。

 私自身はザンビアの地を踏むのは今回の赴任が初めてであり、幾度かの出張の機会を除けば、アフリカ地域の駐在も初めての経験となります。あらゆる面での「初めて」に心躍る思いです。大使としての使命を果たす上で足りない面もあろうかと思いますが、不足は熱意で補うつもりで全力を尽くして参ります。皆様のお力添えをいただければ、これにまさる幸いはありません。

令和5年1月
駐ザンビア日本国特命全権大使
竹内 一之