日本NGO連携無償資金協力「チサンバ郡ムワプラ地域における母子保健サービス改善事業」マザーシェルター開所式

令和3年10月20日
     


 2021年10月12日、ムワプラ・ヘルスポスト(於:中央州チサンバ郡)において、 令和2年度日本NGO連携無償資金協力「チサンバ郡ムワプラ地域における母子保健サービス改善事業」の一環として建設されたマザーシェルターの開所式が執り行われました。本プロジェクトは2021年3月に(特活)ロシナンテスとの贈与契約の締結を経て、米貨357,377ドルを上限とした無償資金協力事業として開始しました。
 
 開所式には水内龍太在ザンビア大使、ナンジュワ中央州大臣(Hon. Credo Nanjuwa, Minister of Central Province)、チャムカ・シニアチーフ(His Royal Highness Senior Chief Chamuka, Chisamba District)、田中悠太ロシナンテスザンビア事務所プロジェクト・マネージャーらが出席しました。
 
 本事業は、チサンバ郡ムワプラ地域を事業地として実施されている、村落部の妊産婦が適切な産前・産後健診を受け、医療施設で安全に出産できる環境をつくることを目標とする開発協力事業です。ロシナンテスは本事業において、産前産後の妊産婦が宿泊可能なマザーシェルターをムワプラ・ヘルスポスト内に建設し、また、地域のヘルスポスト職員及び母子保健推進員(Safe Motherhood Action Group: SMAG)によるマザーシェルターの適切な運用を通して、地域住民の医療施設での出産を増加させることを目指しています。さらに、ロシナンテスはSMAGメンバー及びムワプラ・ヘルスポスト職員の周産期医療に関する知識・技能の強化及びSMAG活動の実施方法の改善にも取り組んでいます。

 日本政府は、日本NGO連携無償資金協力のスキームを通じて、日本のNGOが開発途上国・地域で行う経済社会開発事業に資金協力を行っています。(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/shien/j_ngo_musho.html
 
 ※本式典における水内大使のスピーチはこちら