草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルアプラ州サンフィア郡コミュニティ共同トイレ建設計画」引渡式

令和2年12月18日
     

 12月10日、平成30年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルアプラ州サンフィア郡コミュニティ共同トイレ建設計画」の引渡式が執り行われ、杉浦俊男臨時代理大使、アントニー・カサバ・ムチェングワ司祭、クンダ・チパロ郡保健局環境衛生担当官、ゲートルード・チャブ・ムワバ小学校校長(郡教育局局長代理)、ジョージ・チンガンドゥ・トゥワシュカクラブ会長をはじめ約50名が出席しました。

 トゥワシュカクラブは2013年の設立以降、同地域において公衆衛生及び健康促進のための啓発活動や人材育成活動等を実施しています。しかし、同地域ではトイレ等の適切な衛生施設が不足していることから、屋外排泄によって地下水や農地が汚染され、下痢やコレラ等の水因性疾病が多発していました。

 団体からの支援要請を受け、日本政府は27基のトイレ棟建設のための資金50,973米ドルを供与しました。事業が完了したことにより、地域住民約8,000人が適切な衛生施設へのアクセスが可能となり、衛生環境の改善により、水因性疾病の減少等人々の健康に寄与することが期待されます。

 式典において杉浦臨時代理大使は、コミュニティによって建設されたトイレが適切に活用、維持管理されることを期待する旨述べました。
 
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