草の根・人間の安全保障無償資金協力「南部州カズングラ郡カトンボラ水供給施設改修計画」署名式

令和2年12月16日
     

 12月7日、令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「南部州カズングラ郡カトンボラ水供給施設改修計画」の署名式が執り行われ、杉浦俊男臨時代理大使とウンディクンブキレ・プロジェクト・ザンビアのサラ・ラリオス執行役員との間で115,648米ドルを限度とする贈与契約が締結されました。

 1990年代に設置された水供給施設は、カトンボラ地区に居住する住民や学校、ヘルスポストで使用される主要な飲料・生活用水の供給源となっていましたが、経年劣化によりポンプが破損し、2019年10月より給水ができない状態となっていました。このため住民は、河川の井戸等のろ過されていない水を使用しなければならず、不衛生な水の使用による下痢や腸チフス、その他皮膚感染疾患が月約40件発生していました。

 これに対し、日本政府は水供給施設の修繕に加え、カトンボラ周辺の2つの地域への新規給水管建設資金の供与を決定しました。

 この事業により、カトンボラ地域に住民800人及び公共施設利用者3,000人の安全な水へのアクセスが改善されることで、水因性疾患の発生件数の減少が期待されます。

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