中央州への衛生用品の寄贈式及び日本酒試飲会

令和2年10月29日
 令和2年9月30日(水)、水内龍太在ザンビア日本国大使は公邸にて中央州へ寄贈する衛生用品の引渡式を開催しました。式典には、シドニー・ムシャンガ中央州大臣及びバーナード・チョンバ州次官を始め関係者4名が出席し、水内大使からムシャンガ大臣へ寄贈品が記載された目録を手交しました。

 本寄贈はムシャンガ大臣から水内大使に対し、コロナ禍で休校になっていた学校再開に当たり、子供たちを新型コロナウイルスから守るための衛生用品(マスクや消毒液・石鹸等)の支援要請を受け、水内大使が中央州の現地の教育現場を視察し衛生用品の必要性を強く感じたことから実現したものです。

 このため、中央州で活動している団体に衛生用品の支援要請を行ったところ、要請に応じた3者(北海道大学獣医学部:土壌の鉛汚染に係るSATREPS案件KAMPAIプロジェクトを展開、NPOロシナンテス:保健衛生分野のプロジェクトを展開、TCV:中古車輸出業者で今回CSR活動の一環として寄贈)よりマスク2000枚、消毒液及び石鹸670本、手洗い用バケツ9個、体温計9本、その他啓発ポスターやビデオ等が寄贈される予定です。
 
    

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 続けて行われた日本酒の試飲会では、日本酒を心待ちにしていた方から今回初めて日本酒を飲む方まで、3種類の日本酒の香りや風味などを各々味わいながら楽しい時間を過ごしました。

 この試飲会では、一般的にザンビアでは飲むことができない日本酒を紹介して興味を持ってもらうだけでなく、現在ザンビアで支援しているお米に関わる技術協力プロジェクト等を別の形でアピールする狙いがありました。日本では、白米を主食としますが、他にもお米を加工することで農産物の高付加価値化の代表である日本酒が製造できることを紹介するためです。これはザンビアの経済再生の柱の一つである農業分野のフードバリューチェーン構築に向けた課題克服のインセンティブの一端になるものと期待しています。
 

     

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