ジョイセフ活動報告会

令和2年1月24日
     

 2020年1月20日(月),水内龍太大使は,我が国の政府開発援助(ODA)の一環である「日本NGO連携無償資金協力」による資金供与のもと,母子保健分野で活動中の公益財団法人ジョイセフにより実施されている「ザンビア共和国ワンストップサービスサイトによる生涯を通した女性の健康づくりプロジェクト」の活動報告会を大使公邸にて開催致しました。本活動報告会には,ジョイセフの代表団のほか,マラマ保健省次官,保健省高官,コッパーベルト州保健局スタッフ及び商工会議所役員の方々にご来席頂きました。
 
     

 ジョイセフは,母子保健を含む医療・保健サービスの不足が深刻な課題となっているザンビア・コッパーベルト州の農村部において,ワンストップサービスサイト(母子保健棟,マタニティハウス,ユースセンター,助産師住居)の建設のほか,保健医療人材の育成や当地における保健サービスの質の向上に取り組んでいます。ジョイセフの活動により,活動対象地(マサイティ郡,ムポングウェ郡,ルフワニャマ郡)における産前産後検診の受診率及び施設での出産率が上昇するなど,当地の保健分野の発展に大きく貢献しています。
 
     

 また,ジョイセフは活動の持続可能性を高めるため,ファーストリテイリンググループのリンク・セオリー・ジャパン社との連携のもと,活動対象地の女性を対象に衣服製造及びコットン栽培の研修を実施,女性グループが事業の商業化を成功させるなど,日本企業と連携した保健分野に留まらない活動を実施しており,当地の保健及びビジネス関係者から高く評価されています。

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