青年海外協力隊とシニアボランティアのルング大統領表敬

平成31年4月12日
     

     

 2019年4月5日(金),側嶋秀展駐ザンビア日本大使が引率する形で,当地で活動する青年海外協力隊及びシニアボランティア76名が,ルング大統領を表敬しました。

 花井JICAザンビア事務所所長はこれらボランティアを紹介する挨拶において,ザンビアのスローガンである「One Zambia, One Nation」のスローガンにかけて,「One Volunteer, One Project」について,JICAはこれまでに様々な形でザンビアを支援してきているが,1人のボランティアの活動は大規模な資金協力に劣らぬ1つのプロジェクトの価値があると確信していると述べました。

 また,ボランティア代表4名が,それぞれ,ニャンジャ語,ロジ語,ベンバ語及びトンガ語でスピーチを行い,これに対しルング大統領は,時折笑顔を見せながら頷き,スピーチ後にはそれぞれのボランティアに現地語で話しかけ,握手を交わしました。

 側嶋大使はスピーチの中で,日本の新元号の発表を紹介の上,日本の新たな時代における両国の新たな段階の協力関係において,他の二国間協力とともに,JICAボランティアは引き続き重要な役割を果たして行くであろうと述べました。

 ルング大統領は,ザンビア国内の保健,教育,エネルギー,水源及び災害管理,農業及び地方開発,及び民間セクター開発等の分野における,JICAボランティアの精力的な活動を評価し,これらの活動によりザンビア国民が貴重な技能及び知識を習得し,国民がザンビアの社会経済開発にそれらを活用していくことを確信していると述べました。さらに,JICAボランティアの忍耐,根気及び惜しげのない貢献に感謝の意を述べるとともに,ザンビア国民に対し,ボランティアを見習い,自分たちのコミュニティにおいても見返りを求めずに奉仕するよう,訴えかけました。

 スピーチ終了後,軽食が振る舞われ,ルング大統領は全てのテーブルを回り,ボランティアと交流しました。また,ルング大統領は,ボランティア一行を大統領官邸の庭園に案内し,キリン等の動物を鑑賞した後,庭園内の養殖池で給餌を行いました。集合写真撮影後,ルング大統領は,ボランティア一人一人と握手を交わし,見送りました。
 

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