ザンビアで巡回医療活動を行う日本人医師の団体に対する日本企業からの車の寄贈
平成31年4月11日
4月1日,ルサカ市内のトヨタ・ザンビアの店舗において,ザンビアの辺地医療を支援する会(ORMZ)への車の寄贈式が行われました。約30人が出席した寄贈式においては,側嶋秀展在ザンビア日本大使,山元香代子ORMZザンビア事務所代表,チャムカ6世伝統的指導者,マーティン・チョワ・チサンバ郡行政長官,田河拓治日立建機ザンビア社長及びディノ・ビアンキ・トヨタ・ザンビア社長がこの寄贈を祝うスピーチを行いました。
ORMZは,ザンビアで巡回診療を行っている山元香代子医師の活動を支援するために2012年に設立されたNPOです。山元医師をはじめとするORMZの関係者は原則,毎週水曜日,中央州チサンバ郡のルアノ地区をはじめ4つの地区で,遠隔地の人々の健康のために巡回診療を行っています。しかし,厳しい道路状況下での活動のため車が故障し,ORMZのチームは巡回診療を続けるために車をレンタルせざるを得ませんでした。
このような状況を受けて,今般,当地で活動している日本企業のトヨタ・ザンビアと日立建機ザンビアが,CSR活動の一環として,ORMZに対し,トヨタ・ランドクルーザーを1台寄贈することとしたものです。
側嶋大使は,山元医師とORMZの活動の概要を紹介した上で,今回の車の寄贈を祝い,ORMZはその活動に賛同する人からの寄付を募っていることにも言及し,日本大使館としてもどのような支援が可能か検討していきたいと述べました。
他の来賓等もORMZの活動を評価し,車の寄贈を祝うスピーチを行い,山元医師は車の寄贈に感謝し,今後とも巡回診療を続けていく決意を述べました。
ORMZの活動については,以下のホームページでご覧になれます。
http://ormz.or.jp
本寄贈式における側嶋大使のスピーチはこちら。