草の根・人間の安全保障無償資金協力 「中央州ムンブワ郡キネコミュニティスクール新校舎建設計画」引渡式

　2018年4月18日，「中央州ムンブワ郡キネコミュニティースクール新校舎建設計画」の引渡式が執り行われました。本事業は被供与団体である人間開発協会が草の根・人間の安全保障無償資金協力の供与を受け，コミュニティースクールの新校舎を建設したものです。
 
　引渡式には，側嶋秀展在ザンビア日本大使，フェリックス・ンドプ・ムンブワ郡コミッショナー，エデス・ムクバ・チタンバラ村長，リチャード・イマシク・ムンブワ郡教育委員長，リベリア・モンデ・人間開発協会・エグゼクティブディレクター，ゲショム・メンゴ・キネコミュニティスクール校長をはじめ約200名が出席しました。
 
　これまで，同校では教室数が限られていたため，増加する就学児童の受け入れが難しく，また，グレード1からグレード6の児童に対してのみ授業を実施していました。加えて，職員室がなかったため，職員はコミュニティースクールで授業の準備をすることができていませんでした。
 
　このため，人間開発協会は日本政府に対して，コミュニティースクールの新校舎を建設するための支援を要請し，日本政府は76，956米ドルを限度とする支援を行いました。
 
　本事業により，新たに120名の児童の受け入れが可能となるとともに，プレスクールおよびグレード7の児童に対しても授業を実施することが可能となりました。また，新校舎建設にともない，旧校舎の一室が職員室に割り当てられたことから，教員の事務作業や授業準備等が可能となり，同校の教育が拡充することが期待されます。
 
本引渡式における側嶋大使のスピーチはこちら。