草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルサカ市ヨハネパウロ2世病院手術室建設計画」署名式

平成30年3月27日
      


 2018年3月21日,「ルサカ市聖ヨハネパウロ2世病院手術室建設計画」の署名式が行われ,側嶋秀展在ザンビア大使とマーガレット・ムウェシ・聖ヨハネパウロ2世病院代表との間で,89,917米ドルを限度とする贈与契約が締結されました。

 聖ヨハネパウロ2世病院はこれまで多くの患者に医療サービスを提供してきており,特に体が不自由な子どもや経済的弱者に対して無料で医療サービスを提供してきました。しかし,病院は手術室が1つしかない等の理由により,2016年には約7,000人の患者が診察を受けたにも関わらず,669人にしか手術をすることができませんでした。このため,同病院は,手術を必要とするより多くの患者に手術を行うことができるよう,日本政府に対し,2手術室を備える手術棟の建設資金の供与を要請してきていました。

 事業完了後には,手術室が増加することにより,年間約3,000人の患者に手術を行うことができるようになります。

 本署名式における側嶋大使のスピーチはこちら