草の根・人間の安全保障無償資金協力 「西部州カオマ郡マンガンゴ浄水施設整備計画」引渡式
平成30年3月16日
2018年3月2日,「西部州カオマ郡マンガンゴ浄水施設整備計画」の引渡式が開催されました。ヴィレッジウォーターザンビアは,草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を活用して,日本企業ヤマハ発動機(株)製の浄水設備を導入しました。引渡式には,側嶋秀展在ザンビア日本大使,ベアトリス・ムヤンバンゴ西部州次官補,ケネディ・リアレ・ムバンガ・カオマ郡行政長官,アベル・マナンギ水開発衛生環境保護省主任技師,ムトンド伝統的指導者の侍従長,スティーブン・カヨンボ・マンガンゴ区議会議員,ムビアナ・ムヤングワ・ヴィレッジウォーターザンビア西部州責任者,ヤマハ発動機(株)の西嶋良介クリーンウォータープロジェクト・グループリーダーをはじめ約150人が出席しました。
約1万2千人の住民のうち4割しかハンドポンプへのアクセスを持たないマンガンゴ地区において,多くの住民は生活用水をルエナ川の水に依存してきました。このことが,水を確保するために女性と子どもを中心として多くの人々に多大な労力と時間を費やさせ,また,多くの人々が下痢や様々な感染症の病気で苦しむ原因となっていました。
このため,ヴィレッジウォーターザンビアは日本政府に対して,浄水設備を建設するための支援を要請し,日本政府は197,894米ドルを限度とする支援を行いました。本事業では,住民に対してヤマハ発動機(株)によるメンテナンスに係る訓練も実施されました。
本事業により,マンガンゴ地区の8千人以上の住民及び当地を訪れる人々が,清潔で安全な飲用水を得ることができるようになり,水汲みの重い負担や水因性疾患の罹患リスクから解放されます。
本引渡式における側嶋大使のスピーチはこちら。