草の根・人間の安全保障無償資金協力「東部州カテテ市周辺コミュニティースクール3校増設計画」引渡式

平成29年3月7日
2017.02.28 Katete1.JPG  2017.02.28 Katete2.JPG

2017.02.28 Katete3.JPG  2017.02.28 Katete4.JPG


 2017年2月28日,「東部州カテテ市周辺コミュニティースクール3校増設計画」の引渡式が開催されました。この計画は草の根・人間の安全保障無償資金協力によって支援され,被供与団体であるザンビアン・インパクト・ネットワークに45,007米ドルが供与されました。式典には,側嶋秀展在ザンビア日本大使,チャンダ・カソロ東部州次官,伝統的チーフのムバンゴンベ・チーフ,ジョセフ・ムココラ・カテテ郡長,ダニエル・ムワンザ・ザンビアン・インパクトネットワーク代表を始め,約300人が出席しました。

 
被供与団体であるザンビアン・インパクト・ネットワークは,カテテ市近郊で児童のための初等教育を提供してきています。ザンビアン・インパクト・ネットワークは,この地域に計10校(うち1校は最近)のコミュニティスクールを建設し,Eラーニングの手法を用いた授業を提供して,児童は優秀な成績を修めています。

 
同団体が運営している3校には,現在1学年から4学年までが在籍していますが,2教室のみの校舎棟には1学年から3学年の児童しか収容することができず,4学年の生徒は設備の整わない近隣の教会で学習していました。

 
そのため,日本政府は,草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて,当該3校において2教室からなる校舎棟各1棟を建設し,机・椅子等を備えるための資金を供与することとしました。この協力により,在籍中の児童約720名の児童の学習環境が改善され,加えて,新たに約250名の児童が5学年に進級することが可能となりました。

  
本引渡式における側嶋大使のスピーチはこちら