ボツワナ・マラウイ・ザンビアの基礎教育における無形文化遺産保護プロジェクト・キックオフ・ワークショップへの出席

令和7年11月26日
  2025年11月19日、大湊参事官は、日本政府によるユネスコ拠出金プロジェクトである「ボツワナ・マラウイ・ザンビアの基礎教育における無形文化遺産保護プロジェクト」のキックオフ・ワークショップに出席しました。
 
 本プロジェクトは、南部アフリカ諸国で消滅の危機にある口伝などで伝えられている無形文化遺産を教育カリキュラムに組み込むことで無形文化遺産の保護を実現するために実施されるものです。
 
同プロジェクトは、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)が日本政府から約30万ドル(約4500万円)の供与を受け実施されます。
 
 キックオフ・ワークショップには、ザンビア教育省・教育カリキュラム担当局長をはじめとする政府関係者、先行実験校の教員、UNESCO関係者など多数が出席しました。
 
 大湊参事官は開会スピーチの中で、アフリカでは「老人が一人死ぬことは、図書館が一つ焼失することに値する」という諺があることに触れ、アフリカの中で口伝による文化伝承がいかに多く、無形文化遺産保護対策が急がれることを強調しました。また、同プロジェクトを通じて日・ザンビア両国の協力関係が一層深まることを期待し、各関係者の積極的な参画を促しました。
 
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