令和6年度対ザンビア無償資金協力「ザンビアにおける避難民の定住地及びホストコミュニティにおける基礎インフラ整備(UNDP連携)」起工式

令和7年7月24日
  

 2025年7月23日、大湊参事官は、令和6年度対ザンビア無償資金協力の事業「ザンビアにおける避難民の定住地及びホストコミュニティにおける基礎インフラ整備」に関して、西部州マユクワユクワ定住地での起工式に出席しました。
 
 起工式には、カペルワ・ムバングウェタ西部州大臣、副大統領府のマヴィス・ンコメシャ次官、その他政府高官や関係者が出席しました。
 
 本事業は、難民定住地におけるインフラと社会サービスへのアクセスを改善することを目的としており、避難民とそのホストコミュニティの生活水準の向上、現地統合の強化、そして避難民とホストコミュニティの平和的な共存に貢献することを目指しています。
 
 同事業の実施において、日本政府は国連開発計画(UNDP)を通じて約590万米ドルの無償資金援助を行い、インフラ開発、レジリエンス構築、社会結束の促進を通じて、地域コミュニティの持続可能な定住のための能力強化を図ります。2028年までにメヘバ及びマユクワユクワ定住地における強制避難民の尊厳ある生活、経済的機会へのアクセス、社会的統合を実現することを目指しています。
 
 大湊参事官は式典で、ザンビアは近隣諸国での紛争や迫害から逃れて来る人々に対して、人生を再建するための安全な避難所を思いやりとケアで提供する、輝かしい模範国家であるとしてザンビア政府を称賛しました。また難民の福祉向上のためのロードマップの施行を保証するためにザンビア政府が初の国家難民政策と実施計画を導入した努力を評価し、これにより難民は単なる亡命希望者ではなく、尊厳、夢、願望を持つ人間として扱われることを強調しました。
 
 また参事官は、事業実施プロセスの成功に自信を示し、日本とザンビアの人々と政府間の良好な関係の更なる強化に貢献することを祈念する旨述べました。
 
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