日立建機ザンビア再生センター拡張プロジェクト完成記念式典

令和7年6月6日
  

 2025年6月5日、竹内大使は、日立建機ザンビア再生センター拡張プロジェクト完成記念式典に出席しました。
本式典には、ヒチレマ大統領が主賓として出席したほか、カブスウェ鉱山・鉱物開発大臣、ルフマ国防大臣等政府高官を始めとし、多くの関係者が出席しました。
 
 同社の新工場の設置、またその技術と専門知識は、ザンビアの鉱業部門を成長させ、2031年までに銅の生産目標を年間300万トンに達成するという目標に貢献するものです。
また同社は、2021年から日本政府、国連工業開発機関(UNIDO)、ザンビア政府と共に「建設機械の技能訓練を通じた若者雇用促進プロジェクト」を実施しており、大きな成果を上げてきました。昨年11月には、キトウェ職業訓練センターの建設が開始し、また日立建機から建設機械が寄贈されました。本年第1四半期には、同訓練センターの工事も進み、重機操作訓練プログラムなど、数々の訓練プログラムが開始されています。
日立建機のザンビアへの投資額は、累計約4,000万米ドルに達しており、当地日本企業によるザンビア経済への貢献を表しています。
 
 本式典においてヒチレマ大統領は、日立建機が様々なパートナーシップを通じたビジネスを通じて、ザンビア鉱業セクターに付加価値をもたらしており、今回の新規工場の投資を始めとし、2031年までの銅生産年間300万トンというビジョンに貢献していることに感謝の意を表明しました。また、本年2月に署名された日ザンビア投資協定により、今後日本企業による投資が拡大することに期待を表明しました。
 
 竹内大使は、日立建機ザンビアは、新たな施設を通じてザンビアの鉱業部門に世界クラスの機械を供給するだけでなく、スキル開発、雇用創出、そして地域産業の能力向上の促進に貢献するものであり、日本のザンビアの産業・経済成長へのコミットメントを具現化するものである旨述べました。
 
 当館は引き続き、当地で活躍する日本企業及びザンビアへの進出を検討する日本企業を支援し、日本・ザンビア両国の経済が裨益する支援を行って参ります。
 
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