国際交流基金巡回展「NINGYO 日本人形の美と芸術」の開催
2024年8月1日から31日まで、ルサカ国立博物館において、特別展「NINGYO 日本人形の美と芸術」が開催されました。本人形展は、ルサカ国立博物館との緊密な協力のもと、国際交流基金と在ザンビア日本国大使館の共催で実施されました。これは、日本の芸術・文化を促進し、国際文化交流を深めることを目的とする国際交流基金の巡回展プログラムの一環です。国際交流基金の巡回展がザンビアで開催されるのは今回が初めてで、サブサハラ地域でも5年ぶりのことでした。
日本の人形の歴史は1000年以上にさかのぼり、この400年の間に一般大衆に広まって文化として認識されるようになりました。この大規模な人形展では、日本各地からの、ユニークな形と美しい色彩を備えた約70体の日本人形が、4つのテーマに分類して展示されました。
8月1日のオープニングセレモニーで、竹内大使は、2024年が日本とザンビアの外交関係樹立60周年にあたることを想起し、この展覧会を通じて来場者が日本の様々な側面を知り、インスピレーションを得ることで、両国関係のさらなる深化に貢献することを期待する旨を述べました。
ロドニー・シクンバ観光大臣に代わって出席したエバンス・ムハンガ観光省事務次官は、リビングストン博物館の改修に日本が68万ドルを支援したことに触れつつ、文化分野における日本の支援に感謝の意を表しました。
本人形展と同時に、ルサカ国立博物館の同じホールでは、JICAによる写真展「協力と友情の60年、日本からザンビアへ」が開催されました。開催期間中、約6,000人の人々が博物館を訪れ、これらふたつの展覧会を楽しみました。