令和5年度NGO連携無償資金協力 3案件の贈与契約署名式
令和6年3月28日
団体名:特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR JAPAN)
署名者:山下秀一 現地事業責任者
事業名:メヘバ難民居住地における基礎教育普及事業(第2年次)(供与限度額:530,724米ドル)
事業概要:北西部州のメヘバ難民居住地において、中等教育施設の建設、初等・中等教員への研修、成人向けの識字教育の実施により、同地区の基礎教育の拡大及び改善に貢献する。
団体名:公益財団法人 結核予防会(JATA)
署名者:田中悠太 現地代表
事業名:ルサカ郡における結核診断技術の向上を通じた結核対策プロジェクト(第2年次)(供与限度額:553,448米ドル)
事業概要:ルサカ郡マテロ地区及びチレンジェ地区の保健医療施設4箇所において、X線機器の供与や医師の能力強化研修を行い、地域住民の結核の早期発見、治療に貢献する。
団体名:特定非営利活動法人 ロシナンテス
署名者:田中陽介 現地事業責任者
事業名:中央州チサンバ郡及びチボンボ郡における医療画像診断へのアクセス向上事業(新規事業)(供与限度額:510,039米ドル)
事業概要:中央州チサンバ郡及びチボンボ郡において、ポータブルX線機器を導入し、地方部の医療アクセスを改善し結核の早期診断に貢献する。
これら3案件の実施により、ザンビア政府が掲げる難民支援、普遍的で質の高い教育及び保健サービスの実現に寄与します。
本式典の主賓であるシルビア・マセボ保健大臣の代理として出席したジョージ・シニャングウェ事務次官(ドナー調整担当)は、これらのプロジェクトは両国間の長年にわたる協力関係を示すものであり、ザンビアにおける質の高い保健・教育サービスへのアクセスを向上させるというザンビア政府の努力を補完する上で大きな役割を果たすことを確信していると述べました。
また、チランド・チタンガラ・ルサカ市長から、今回の贈与契約の祝辞が述べられ祝杯が挙げられました。
竹内大使は、日本政府が支援するこれら3つのプロジェクトを通じて、ザンビアの人々の結核対策を通じたユニバーサル・ヘルス・カバレッジの向上及び教育の公平性の改善により、貧困削減と経済発展の促進への貢献を確信している旨述べました。また日本とザンビアの外交関係樹立60周年を機に、これらのプロジェクトが、今後数十年にわたり、両国の協力関係にとり新たに強固な礎となることを祈念しました。
※本行事における竹内大使のスピーチはこちら。