令和4年度対ザンビア無償資金協力「稲種子生産圃場及び研修施設整備計画」に関する書簡交換式

令和4年11月30日
  令和4年11月8日、財務・国家計画省において、水内龍太駐ザンビア日本国大使とシトゥンベコ・ムソコトワネ財務・国家計画大臣の間で「稲種子生産圃場及び研修施設整備計画」に対する無償資金協力に関する書簡交換式が行われました。本協力は、今後3年間で15億9000万円(約1100万米ドル)にのぼります。
本計画は、ザンビア農業研究所(ZARI)のマウント・マクル研究所(ルサカ州)とマンサ研究所(ルアプラ州)において、改良型米の種子開発、米生産性(反収)の向上、米生産量の増加を目的として実施されます。これは稲作技術を普及するため研修施設の建設や農業機械の調達、高品質の種子を効率的に生産するための水田や灌漑施設などを通じて実現され、作物生産の多様化や高付加価値化を促進し、農業が経済成長の柱として機能するよう支援するものです。
水内大使はスピーチの中で、このプロジェクトの実施終了時には、ザンビアで生産される米の品質が劇的に改善・向上され、その成果によってザンビアの人々(農民も消費者も同様に)より良い生活の質を享受することができるだろうと強調しました。