貧困削減戦略支援(PRS)無償資金協力によるSTEMセンター開所式

令和4年8月19日
photo1
photo2
photo3
photo4
 8月12日、貧困削減戦略支援無償資金協力によって建設されたSTEM教育トレーニングセンターの開所式に当館から大湊参事官が出席し、水内大使のステートメントを代読しました。本式典にはヒチレマ大統領の代理としてシャカリマ教育大臣が出席したほか、ハインベ法務大臣及びムタティ技術科学大臣(代理出席)など大勢が臨席し、盛大に執り行われました。
 
 本資金協力はザンビアの教育ファンドに2012年、2013年、そして2015年の3回に渡り3億円ずつ合計9億円を拠出するもので、ザンビアの理数科教育の質の向上を目的として支援されました。これまで科学実験キットの全国導入などを行ってきましたが、本センターの建設によりザンビアで初めての教員に対する研修が可能となり、隣国からの受入など国内だけにとどまらず、南部アフリカ全体の理数科能力の向上に貢献すると期待されています。
 
 ステートメントの中で水内大使は、本STEMセンターは、ザンビアの若い少年少女の才能を開花させ育成する学習システムを有しており、国家が期待する物理、工学、科学技術などの専門家が生まれることが期待されると述べました。さらに大使は、STEM教育を学習したザンビアの若者たちが日本語を学習し、将来日本へ留学するなど日・ザンビアの関係強化に貢献することを希望しています。
 
 本引渡式における水内大使のステートメントはこちら