ザンビア共和国に対する若者の雇用促進のための無償資金協力に関する書簡の交換

令和3年10月1日
 


9月28日、ザンビア共和国の首都ルサカ市において、水内龍太駐ザンビア日本国大使とハレド・エル・メクワド国際連合工業開発機関(UNIDO)南アフリカ地域事務所代表との間で、供与額4.17億円の無償資金協力「建設機械操作の技能訓練を通じた若者雇用促進計画(UNIDO連携)」に関する書簡の交換が行われました。
 
1 ザンビアでは、経済成長に伴う鉱業セクターや都市インフラ事業の増加により、重機等の建設機材を操作する技能を持つ労働者の需要が増しています。一方で、ザンビアでは教育や技能訓練が受けられず就学・就労できない若者の割合が高く、制度的な職業訓練や技能訓練を通じた若年労働者の人材育成が課題となっています。鉱業や都市インフラ分野での人材不足は同国の経済発展の阻害要因となっており、その改善は喫緊の課題となっています。
 
2 本計画は、UNIDOと連携し、コッパーベルト州のキトウェ郡において建設機械操作の技能訓練のために職業訓練施設の整備及び機材供与を行い、ザンビア政府が継続的かつ効果的な技能訓練を独自に実施できるよう支援するものです。これにより、若者の雇用機会拡大を図り、同国のインフラ開発及び経済成長につながることが期待されます。
 
3 我が国は、2019年8月に横浜で開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、産業人材育成の支援を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
 
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