令和元年度対ザンビア無償資金協力「経済社会開発計画(ヘルスセンターキット供与)」に関する引渡式
令和3年6月16日
令和3年6月2日、大湊諭在ザンビア日本国大使館臨時代理大使はマラマ保健省次官の出席の下、ザンビア医薬品・医療用品庁(ZAMMSA)がザンビア各地で医療サービスを提供する保健センター(Health Center)に配布するためのヘルスセンターキット4,190個の引渡式を行いました。本キットの供与は無償資金協力によるもので総費用は3億円(約275万米ドル)です。
ザンビア国内には2,333の保健センターがあり、そこでは無料で基本的な医療サービスを提供していますが、性感染症、HIV、肺炎、マラリア、寄生虫感染症などの治療に対しては専門的な医薬品を必要とし、今回の医療用品キットの提供はヘルスセンターで定常的に不足している必須医薬品の解消に役立ちます。
大湊臨時代理大使は、日本政府は豊田通商の関連会社であるミッションファーマから、ザンビアの医療ニーズに合致した4,190個のヘルスセンターキットの提供を通じて、ザンビア政府を引き続き支援していく、また、本プログラムは、ザンビアの基本的な医療サービスの向上につながり、ひいては2019年8月に日本で開催されたアフリカ開発会議(TICAD7)で日本が支援を表明したユニバーサル・ヘルス・カバレッジの拡大に貢献するものであると述べました。
引渡式における大湊臨時代理大使のスピーチはこちら。