草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルサカ市カブワタ青年能力開発センター建設計画」引渡式
令和2年8月28日


令和2年8月14日(金)、水内龍太在ザンビア日本国大使は草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルサカ市カブワタ青年能力開発センター建設計画」の引渡式に出席しました。式典にはサクシード・ムバンダ高等教育省計画情報事務局長(高等教育省大臣代理)、マイルス・サンパ・ルサカ市長、シビックフォーラムのグレース・ムトンガ代表をはじめ、約50名が出席し運営団体であるギブン・ルビンダ・ファンデーションへの引渡しが行われました。本事業は103,106米ドルを上限として、カブワタ地区の若者に対して職業訓練を提供し雇用の促進を図ることを目的として、本青年能力開発センターの建設を行ったものです。
ルサカ市カブワタ地区には、多くの中低所得層が生活しており、また近隣のほとんどの小中学校にはパソコンが設置されていないことから、ICT技術を含む必要な職業訓練を受ける機会がありませんでした。
本事業が完了したことにより、周辺地域で生活する200名の若者が、パソコン、木工、音楽、ファインアーツなどの訓練を受けることが可能となり、学術及び就業能力・スキルの開発が見込まれ、雇用機会の拡大に寄与することが期待されます。
本式典において水内大使は、「本センターの開校にあたり、200名の若者を受け入れることで、彼らの学術及びスキルが向上し、雇用機会の拡大に貢献するだろう。本日の引渡しは小さな第一歩にすぎないが、教員、コミュニティーメンバー、若者、そして政治の力を結集すれば、今日の困難な状況を克服するパワーを得るだろう」と述べました。
また、本センターへのパソコン寄付の呼びかけに応じた日本企業4社(JTIリーフザンビア、トヨタザンビア 、豊田通商アフリカ、関西プラスコン)を代表して、ディノ・ビアンキ・トヨタザンビア代表から、ギブン・ルビンダ・ファンデーションに対し92台の中古デスクトップパソコンの引渡しが行われました。
本引渡式における水内大使のスピーチはこちら。

