ザンビアJICA研修員同窓会(ZAJIFA)年次総会の開催
令和2年3月4日




2月29日,首都ルサカにおいて,国際協力機構(JICA)の研修プログラムに参加したザンビア人により組織されるザンビアJICA研修員同窓会(ZAJIFA:Zambia JICA Fellowship Association)の年次総会が開催されました。
今年度の総会には,水内在ザンビア日本大使,カルンバ一般教育省次官の代理としてナルベ・国立科学センター副局長,徳橋JICAザンビア事務所長及びムレンガZAJIFA会長を始め,約70名が出席しました。
水内大使はスピーチ(こちら)において,1968年から始まった我が国のザンビアへの支援は大きな功績ではあるが,開発協力の目的はザンビアが持続的な開発目標を達成する支援をすることであり,日本とザンビアの協力がザンビア経済の転換を効果的に促すものであるよう,我々は真剣に考えていかなければならないと述べました。
ムレンガZAJIFA会長は,我々は,これまで少なくとも4,000人のザンビア人がJICAによる研修に参加しており,そのような会員が習得あるいは相互に共有した知識を活用して共に働き,ザンビアが2030年までに繁栄した中所得国を目指すことを目標とするVision2030達成に向けてZAJIFA会員を活性化し,奮い立たせたいと述べました。
総会では,4名のZAJIFA会員が,組織における人材開発と後継者育成計画,開発協力に対する理解促進のための訪日視察成果,カリバ湖の湖面を活用した水上太陽光発電設備計画案,及び,首都ルサカにおける廃棄物管理の改善に向けた提案について発表しました。参加者からは多くの質問があり,それぞれの発表内容について活発な議論が行われたほか,ZAJIFAの役員選挙が行われました。