日本NGO連携無償資金協力「ザンビア共和国ワンストップサービスサイトによる生涯を通した女性の健康づくりプロジェクト(第3年次)」署名式
令和2年1月31日


1月28日,令和元年度日本NGO連携無償資金協力贈与契約の署名式が執り行われ,水内龍太駐ザンビア大使と公益財団法人ジョイセフの後藤久美子ジェネラル・プロジェクト・マネージャーが,「ザンビア共和国ワンストップサービスサイトによる生涯を通した女性の健康づくりプロジェクト(供与限度額:331,087米ドル)」の贈与契約書に署名しました。本件は,コッパーベルト州のマサイティ郡,ムポングウェ郡及びルフワニャマ郡の全16地区において実施される3か年の開発事業の第3年次事業を対象としています。
ジョイセフは,この事業において,出産待機所やユースセンターからなるワンストップサービスサイトを整備し,妊産婦及び少女を含む,対象地域の全ての女性の保健サービスへのアクセス向上を図ります。また,3郡の保健医療従事者への指導者研修を実施し,彼らが母子保健推進員(SMAG)や若者ピア・エデュケーター(PE)を育成することにより,啓発活動の質の改善を目指します。事業最終年度である第3年次事業においては,各種フォローアップ研修を強化するなど,ジョイセフによる活動が事業対象地の保健医療施設及びコミュニティに持続可能な形で引き継がれることを目標としています。また,これまでの事業の効果を調査・分析し,その結果を当地の保健セクターに共有することで,ジョイセフの活動が当地における持続可能な母子保健を含むリプロダクティブヘルス推進事業のモデルケースとして活用されることが期待されています。
日本政府は,日本NGO連携無償資金協力のスキームを通じて,日本のNGOが開発途上国・地域で行う経済社会開発事業に資金協力を行っています。
(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/shien/j_ngo_musho.html)
※本行事における水内大使のスピーチはこちら。