国連人間の安全保障基金を利用した「ザンビアにおける持続可能な再定住を通じた人間の安全保障」プロジェクトの開始式

令和元年10月8日
                   


  2019年10月2日,ザンビア副大統領府災害対策ユニットにおいて,杉浦俊男在ザンビア臨時代理大使,ムワンサ副大統領府次官,ローレンスUNDP代表,アイララUNHCR代表等の関係者が出席して,国連人間の安全保障基金を利用した「ザンビアにおける持続可能な再定住を通じた人間の安全保障」プロジェクトの開始式が実施されました。

 

 このプロジェクトは,国連人間の安全保障基金を利用してUNDP及びUNHCRにより実施され,日本政府はプロジェクトの1年目の資金として800,000米ドルを拠出しました。同拠出金は,副大統領府の能力向上,元難民によるプライマリーヘルスケア,水,衛生へのアクセス向上,及び生計活動の多角化と,周辺社会との寛容で包摂的な統合コミュニティの促進のために利用されます。

 

 杉浦臨時代理大使はスピーチにおいて,日本は,人間の安全保障を重視し,緊急人道支援だけではなく,難民の自立支援と受入国の経済発展という人道支援と開発の連携を行ってきていることを紹介しました。2019年末にはグローバル難民フォーラムが開かれる予定であるところ,日本はこれらの国際的な場面でこれまでの知見を活かして貢献していきたい,と述べました。

 
 
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