難民・元難民支援プロジェクトの開始式
令和元年5月8日
2019年4月26日,ザンビア副大統領府災害対策ユニットにおいて,側嶋秀展在ザンビア日本大使,チャリコサ副大統領府大臣,デサレーニュUNDP代表代行,花井JICA所長等の関係者が出席して,「ザンビアにおける難民に対する早期復旧を通じた人間の安全保障の促進」プロジェクトの開始式が実施されました。
このプロジェクトを実施するUNDPに対して,日本政府は500,000米ドルを拠出しました。同拠出金は,UNDPを通じて,元難民再定住地において,難民の収入向上,社会サービス提供施設の充実,安全な再定住地のための防犯活動などのために使用されます。
側嶋大使はスピーチにおいて,日本は,人間の安全保障を重視し,緊急人道支援と,難民の自立及び受入国の経済発展のための開発支援を連携して行ってきていることを紹介しました。また,側嶋大使は,日本,ザンビア政府,国連機関等の協力により成果を挙げているザンビアにおける難民・元難民に対する取組みの成功がその基盤を確立することと,世界がこの成功例から学び,それを利用することを期待している,と述べました。
日本政府は,今般,UNDPによる「ザンビアにおける難民に対する早期復旧を通じた人間の安全保障の促進」プロジェクトに対して500,000米ドルを,UNHCRによる「ザンビアにおける難民とその他の関係者の保護及び支援」プロジェクトに対して500,000米ドルを,UNTFHSを通じたUNDP及びUNHCRによる「ザンビアにおける持続可能な再定住を通じた人間の安全保障」プロジェクトに対して800,000米ドルを拠出しました。
本引渡式における側嶋大使のスピーチはこちら。