草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ルサカ市アプターズ障がい児向け補装具生産用器具整備計画」署名式
平成31年3月19日
2019年3月14日,「ルサカ市アプターズ障がい児向け補装具生産用器具整備計画」の署名式が行われ,側嶋秀展在ザンビア特命全権大使とアプターズのケネス・ハバール・ディレクターとの間で,43,498米ドルを限度とする贈与契約が締結されました。
アプターズは1990年に設立され,過去5年間で約2,000名の障がいを持つ児童に,古紙を再利用した補装具を安価で提供してきました。しかしながら,ルサカだけでなくザンビア国内の病院や障がいを持つ児童の家族からの要望が増加する一方で,アプターズは機材の劣化や不足により生産に時間を要し,これらの要望に十分に応えることができていませんでした。
このため,アプターズは,補装具の生産用機材の調達及び防犯強化のためのフェンスを設置する計画を立て,日本政府に対し,このための資金の供与を要請したものです。
事業完了後には,生産時間が2週間から約1週間に短縮されるとともに,これまで年平均で 520だった生産数が2倍程度に増加することが期待され,より多くの障がいを持つ児童に補装具を提供できるようになります。
本署名式における側嶋大使のスピーチはこちら。