日本に関する書籍のチェコ大使への寄贈

平成31年3月19日
                    

 2019年2月25日,側嶋秀展駐ザンビア大使は,大使公邸にて,UNDP,JICA及びNGOカリタス・チェコ・リパブリックの関係者の出席を得て,英語で書かれた日本に関する書籍をルベシュ・在ザンビア・チェコ大使に寄贈しました。ルベシュ大使はこれらの書籍を,カリタスが管理している西部州カオマ郡マユクワユクワ難民定住地の図書館で同地区の小中学生に読んでもらうべく,カリタスに対応を依頼しました。
 
 側嶋大使は,その挨拶の冒頭,カリタスとチェコ政府に対して,前カリタス・ザンビア所長のテア・ティハウノバ氏の逝去にお悔やみを述べました。その後,カリタスによるマユクワユクワ難民定住地におけるマユクワユクワ小中学校の図書館の建設等の教育活動を評価し,また,日本政府による国際機関を通じた在ザンビアの難民・元難民への支援について紹介し,寄贈した日本に関する書籍がマユクワユクワの児童への教育を充実させることを確信していると述べた上で,ザンビアに対する日チェコ協力を評価するとともに,出席者を始めとする関係機関による難民・元難民の問題への対応の努力を誓いました。
 
 ルベシュ・チェコ大使からは,この寄贈に対し感謝するとともに書籍の活用をカリタスに依頼した旨,本件をきっかけとして,チェコと日本及びJICAとの協力関係をさらに発展させるために,今後具体的な議論を行いたい旨述べました。バシリオ・カリタス・ザンビア新所長は,2013年にカリタスがザンビアで活動を開始して以降,母子保健及び難民支援等の分野で活動をしていることを紹介し,今回の書籍寄贈に感謝し,今後とも日本政府及びJICAと協力をしていきたいと述べました。その後,カリタスのメンバーより,図書館の設立経緯や利用状況等について説明が行われました。マユクワユクワ小中学校は,現時点でカオマ郡において図書館をもつ唯一の小中学校図書館だそうです。