草の根・人間の安全保障無償資金協力 「ルサカ州チョングウェ郡カシシガールズセカンダリースクール理科室建設計画」引渡式

平成30年11月5日
  

 2018年10月23日,「ルサカ州チョングウェ郡カシシガールズセカンダリースクール理科室建設計画」の引渡式が執り行われました。本事業は,同校が草の根・人間の安全保障無償資金協力による資金供与を受け,新しい理科室を建設し,実験機材を調達したものです。
 
 引渡式には,側嶋秀展在ザンビア日本大使,エディス・ムワナ・ルサカ州次官代行,クリストファー・シンカンバ・ルサカ州教育担当官吏,ルース・ピリ・チョングウェ郡教育委員会事務局,シルヴィア・カルグラ同校理事長,ジョナサン・タンバタンバ同校PTA会長及びプリスカ・ピリ同校校長のほか,同校の在校生等約200名が出席しました。
 
 同校は貧しい子ども及び孤児も含めて,ルサカ州だけではなく他の州からも女子生徒を受け入れ,教育を提供していますが,既存の理科室は老朽化し,また,必要な実験機材が不足していたため,生徒は適切な環境で理科実験を行うことができませんでした。このため,同校は日本政府に対して,3つの理科室から成る理科棟建設と実験機材及びイスを調達するための支援を要請し,日本政府は,91,613米ドルを限度とする無償援助を供与しました。
 
 本事業により,現在在籍している8年生から12年生(日本の中学2年から高校3年に該当)までの約430名の女子生徒が十分に装備された理科室で理科実験を行うことができるようになりました。これにより,同校の理科教育の質が改善し,生徒の学習意欲が向上することになるでしょう。
 
本引渡式における側嶋大使のスピーチはこちら