平成25年度無償資金協力「ルサカ郡病院整備計画」で完成したマテロ病院の開所式

平成29年5月4日
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 4月22日,18日のチレンジェ病院の開所式に続き,平成25年度無償資金協力「ルサカ郡病院整備計画」(供与限度額19億9900万円)により完成したマテロ病院の開所式が,ルング大統領を主賓として開催され,側嶋 秀展駐ザンビア大使他,被招待客及び地域住民等約700人が出席しました。
 
 ルサカ郡は約250万人の人口が集中する地区ですが,高度の保健・医療サービスを提供する医療機関が1つ(University Teaching Hospital:第3次病院,以下UTH)しかなく,住民の多くが必要な保健・医療サービスを受けることができない状況にありました。このような医療環境を改善するため,我が国は無償資金協力によりルサカ郡のマテロ及びチレンジェのヘルスセンターにおいて,病棟の新設と医療機材の整備を行い,両ヘルスセンターは病院(第1次病院)に格上げされました。
 
 両病院の完成により,両所で帝王切開などの手術が行えるようになり,今後はUTHにこれらの手術依頼をする必要がなくなるため,UTHにおいては大幅な混雑緩和が実現します。また,両病院において,各家庭の近くで,質の高い基礎的医療が受けられることにより,患者の負担も軽減され,乳幼児死亡率及び妊産婦死亡率の面を含め,健康の増進について大きな改善が見込まれています。
 
  開所式における側嶋大使のスピーチはこちら
 
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