草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルサカ市マスメディア地区コミュニティクリニック建設計画」引渡式

平成28年9月23日
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 2016年9月22日,「ルサカ市マスメディア地区コミュニティクリニック建設計画」の引渡式が開催されました。この計画は草の根・人間の安全保障無償資金協力によって支援され,被供与団体であるザンビア結核ハンセン病信託(ZATULET)に103,008米ドルが供与されました。式典には,小井沼紀芳在ザンビア特命全権大使の他,ZATULETからルンブウェ・チウェレ代表およびチャリティー・ハベエンズ最高責任者,保健省からグレイス・ハメジャ結核担当官が参加しました。

 被供与団体であるZATULETは,1998年以来,結核およびHIV/AIDSの症例発見,診断,治療,予防のためにザンビア全国で活動してきました。2005年には,ルサカ市マスメディア地区でコミュニティ・クリニックを開設し,都市部で深刻なHIV/AIDS対策のために医療サービスを提供してきました。しかしながら,手狭なクリニックでは,地域の結核患者やHIV/AIDS患者に十分な医療サービスを提供することができませんでした。

 そのため,日本政府は,新たなクリニックを建設し,検査室と検査機材を導入する計画を支援することとしました。これにより,より多くの患者の受け入れが可能となり,また医療サービスの質が向上されます。こうした取り組みが,ひいてはアフリカ全体におけるHIV/AIDS対策に寄与することが期待されます。

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