草の根・人間の安全保障無償資金協力「ソルウェジ市視聴覚障害をもつ児童のための学習センター建設計画」引渡式
平成28年9月20日
2016年9月19日,「ソルウェジ市視聴覚障害をもつ児童のための学習センター建設計画」の引渡式が開催されました。この計画は草の根・人間の安全保障無償資金協力によって支援され,被供与団体であるザンビア無原罪集会に100,029米ドルが供与されました。式典には,小井沼紀芳在ザンビア特命全権大使の他,ソルウェジ司教チャールズ・カソンデ師,北西部州次官マテオ・エフレム氏,北西部州教育長チシコ・スティーブン氏,ザンビア無原罪集会伝道団長シスター・ニルマラ・サバリムトゥ氏らが出席しました。
被供与団体であるザンビア無原罪集会は,1994年よりザンビアでの活動を開始し,教育,医療,社会発展分野を中心とした社会貢献活動を行い,現在は孤児院,女子高等学校,ビジネス短期大学といった施設を運営しています。また,北西部州では,1999年より聴覚障害をもつ児童に対して特別支援学級を提供してきました。
障害をもつ児童のための特別支援ユニットを運営するザンビア無原罪集会には,事業の拡大を求める声が寄せられてきました。そのため,日本政府は,草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて,同学習センターの建設を支援しました。
新たに建設された学習センターには,3教室のほか,個別指導室や職員室があります。この計画の実施により,より多くの障害をもつ児童が適切な教育を受けることが可能となり,また,同学習センターで教育を受けた児童が自立・社会復帰を果たし,その後の人生がより豊かになることが期待されます。
本引渡式における小井沼大使のスピーチはこちら。