草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルサカ市カリンガリンガセンター新校舎建設計画」引渡式

平成28年9月19日
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 2016年9月16日,「ルサカ市カリンガリンガセンター新校舎建設計画」の引渡式が開催されました。この計画は草の根・人間の安全保障無償資金協力によって支援され,被供与団体であるカリンガリンガ孤児ケアセンターに86,696米ドルが供与されました。式典には,小井沼紀芳在ザンビア特命全権大使の他,カリンガリンガ孤児ケアセンター代表チベサ・カンカサ氏,自由の戦士協会書記クリスティーン・ムルンディカ氏らが出席しました。

 同センター代表であるチベサ・カンカサ氏は,ザンビア独立のために闘った自由の戦士の一人で,引渡式にも,多数の自由の戦士が参加しました。

 被供与団体であるカリンガリンガ孤児ケアセンターは,1994年にルサカ市カリンガリンガ地区において,経済的理由から公立学校に通うことができない孤児を支援するために,創設者であるチベサ・カンカサ氏の私邸を利用したコミュニティスクールとして開校しました。カリンガリンガ地区においては,適切な教育を受けることができない孤児および経済的弱者の児童がいまだ多く,日本政府は,草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて,コミュニティスクールの新校舎建設を支援しました。

 この計画では4教室と学校家具が整備され,新たに120名の子どもがより良い環境で適切な教育を受けることが可能となります。同センターで教育を受けた児童は,必要なスキルと知識を学び,将来の選択肢を広げるとともに,地域の経済とザンビアの発展に寄与することが期待されます。

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