草の根・人間の安全保障資金協力
「チョングエ郡チョングエ・コミュニティスクール新校舎建設計画」署名式
8月29日、ザンビアの首都ルサカの日本大使館において、江川明夫駐ザンビア共和国大使と当地NPO団体グローバル・ファンド・エイズ基金(Global Africa AIDS Foundation)代表との間で、103,485ドルを限度とする草の根・人間の安全保障無償資金協力「チョングエ郡チョングエ・コミュニティスクール新校舎建設計画」に関する贈与契約の署名式が行われました。この協力は、ルサカ州チョングエ郡チョングエ地区に住む孤児や貧困住民の児童が通うためのコミュニティスクール1棟(3教室)及びトイレ棟を建設し、机・椅子を整備するとともに、給食用資機材を購入・整備するために資金を供与するものです。
被供与団体であるグローバル・ファンド・エイズ基金は、貧困層を対象にHIV/エイズに対する啓発・普及活動を行いつつ、孤児や経済的弱者の子供(いわゆるOVC/Orphans and Vulnerable Children)の教育支援などを行っています。ザンビアでは、経済的理由から公立の学校に通えない多くの孤児や経済的弱者の子供たちがおり、社会的な問題となっています。これまで同団体は、チョングエ地区の420人の恵まれない子供たちを対象に現在の3教室の旧校舎において基礎教育活動を行ってきましたが、収容人数を大幅に超えるなどの理由から十分な活動ができない状況が続いていました。今回の協力により、新たに3教室を有する新校舎が完成し、より良い教育環境を与えることが可能となることが期待されます。
今回の協力がザンビアにおける基礎教育サービスの向上に貢献し、ひいては多くのザンビアの人々の生活の質の向上につながり、さらには日本とザンビア両国の友好関係が深まることが期待されます。
この署名式における江川大使スピーチはこちら。
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ザンビア共和国