平成21年度ザンビア一般プロジェクト無償資金協力 

「ザンビア大学付属教育病院医療機材整備計画」引き渡し式


 
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 首都ルサカ市のザンビア大学付属教育病院(UTH)に対し行った、医療機材整備計画事業(2009年12月に無償資金協力交換公文署名、供与額約370万ドル(約3億2400万円))に基づき、医療機材の搬入と、病院スタッフの機器の使用技術およびメンテナンスの教育が無事終了したため、5月31日、日本政府を代表して江川明夫駐ザンビア共和国大使とザンビア政府を代表してクリストファー・カリラ保健副大臣との間で引き渡し式を執り行いました。 
 この供与は、国連ミレニアム開発目標(MDGs)にも関連する「保健・医療サービスの質の向上」に貢献するため、集中治療室(ICU)、患者監視モニターや麻酔機器の整備、さらに、安全な出産と子どもの医療の充実のための分べん台や超音波診断装置、新生児集中治療室(NICU)の整備、そして、手術室の手術台、麻酔機器や監視モニターの整備を行ったものです。
 ザンビア唯一の大学付属病院であるUTHには、これまで日本は、1980年から、基礎医療向上のため、医療機器の提供だけでなくメンテナンス教育に至るまで、多くのJICAの専門家の協力を得て、小児病棟の整備、マラリアや結核などの感染症の早期発見に結びつく高度な検査室の整備やHIV/AIDS対策事業を行ってきました。
 今回の供与によって、日本の高度な医療技術の経験を導入し、本病院の衛生的で高度な機材による施療が可能となり、一層ザンビアの保健医療サービスの向上が期待されます。
 今回の引渡式における江川大使のスピーチはこちら。

 

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