草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式(リサイクル救急車)
3月29日、ムンブワ郡(中央州)とチョングウェ郡(ルサカ州)の両郡保健事務所の代表者と江川明夫在ザンビア共和国大使との間で、それぞれの保健事務所に対して最大約1万8千米ドル(リサイクル救急車の搬送、整備費用として)の供与に関する贈与契約を締結しました。
この供与は、ザンビア国内のNGO等の団体に直接資金を供与する「草の根・人間の安全保障無償資金協力--リサイクル草の根無償」で行われ、両郡はそれぞれこれら資金を、さいたま市消防本部(ムンブワに)および埼玉西部広域事務組合消防本部(チョングウェに)から寄贈のリサイクル救急車の輸送・輸入前整備費用に充てます。
これまでチョングウェでは、救急車の絶対数がなく、とくに郡内の首都圏周辺地域をカバーする車両がなく、またムンブワでは、これまで郡内に救急車そのものがなく、通常の4輪駆動車で患者を搬送していたことから、両郡で急患の高次医療機関への搬送に支障をきたしていました。
今回の供与によって、酸素吸入など一定程度の処置を施しながら近隣地域の高次病院に患者を運べるようになるなど、急患への対応の改善が期待されます。
今回の署名式における江川大使のスピーチはこちら。
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ザンビア共和国