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草の根・人間の安全保障無償資金協力

「東部州カテテ市周辺コミュニティースクール３校増設計画」署名式

 

 

　２０１６年１月２８日，大使公邸において，平成２７年度草の根無償資金「東部州カテテ市周辺コミュニティースクール３校増設計画」の署名式が行われ，小井沼紀芳在ザンビア特命全権大使とザンビアン･インパクトネットワークのダニエル・ムワンザ・リージョナルディレクターとの間で，４５，００７米ドルを限度とする贈与契約が締結されました。

 

　ザンビアン･インパクトネットワークは２００９年よりザンビアでの活動を開始し，現在までに東部州カテテ市周辺にて計１０校のコミュニティースクールを建設し，運営してきました。これらの学校ではタブレットを利用したe-Learningでの授業が行われ，少人数制でのよりアクティブな教育手法によって，生徒の習熟度の向上に高い成果をあげています。

 

　しかし，生徒数の増加により，一部の生徒は近隣の教会で授業を受けており，さらに高学年を収容する教室が不足しているため，校舎棟の増設が急務となっています。今回の計画によって３校の校舎等が増設され，地元児童がザンビアン・インパクトネットワークの提供する良質な教育システムでの初等教育を修了することができるようになります。

 

　ザンビアでは高いドロップアウト率や授業の質の向上，習熟度の改善が課題となっているため，インパクトネットワークの試みが良い例となり，今後のザンビア教育に反映されていくことが期待されます。

 

　本署名式における小井沼紀芳特命全権大使のスピーチはこちら。

 

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