法的事項

アクセシビリティについて

プライバシーポリシー

 

 

 

 

 

         

 

ザンビアに対する無償資金協力

「第三次ルアプラ州地下水開発計画」 に関する書簡の交換

 平成26年9月19日,山地秀樹臨時代理大使とザンビア財務省フェリックス・ンクルクサ次官との間で,供与額8.58億円の第三次ルアプラ州地下水開発計画無償資金協力に関する書簡の交換が首都ルサカ市において行われました。この協力は,2011年から2013年に実施された第二次ルアプラ州地下水開発計画に引き続き,ザンビアの10州の中で安全な水へのアクセス率が最も低いルアプラ州で,安全な水へのアクセス率向上を目指し,200本の深井戸,5ヶ所の管路系給水施設を建設するものです。ルアプラ州の一部では,鉄分が多く含まれる地下水が存在することから,井戸建設後,水質検査を行い必要に応じ除鉄装置も設置します。また,これらの建設に加え,井戸及び管路系給水施設の運営・維持管理にかかる能力開発も行います。本プロジェクトは,ルアプラ州の約8万2千人が対象住民となります。
 日本はこれまで水衛生分野では,1985年から支援をしており,各地で合計約1,900基のハンドポンプ付き深井戸の設置を行ってきました。ルアプラ州においては,これまで2008年から支援をしており,400基以上のポンプ付き深井戸を設置し,合計104,300人の安全な水へのアクセスに貢献してきました。本プロジェクトでは新たに管路系給水施設の建設も含まれており,住民にとってよりアクセスのしやすい安全な水を提供できるようになります。
 昨年度我が国で開催されたTICADⅤにおいて,アフリカ全体で1,000万人に対する安全な水へのアクセスを数値目標として掲げています。また,我が国は2015年までの3年間で計1兆6000億円の気候変動分野における途上国支援を行うことを表明しており,本プロジェクトはそれらの取り組みの一環です。
 このプロジェクトを通じて,ザンビアの社会経済の発展のため,安全な水へのアクセス率が向上し,さらに二国間関係の強化に一層貢献することが期待されます。

 

 ※本署名式における山地臨時代理大使のスピーチはこちら