4回カイゼン大会の開催


 

 2月15日から2日間の日程で、第4回ザンビア全国カイゼン大会が、ルサカ市ムルングシ国際会議場にて開催され、江川大使が来賓として出席しました。今回の全国カイゼン大会も昨年同様、国際協力機構(JICA)とザンビア開発庁の共催で開催され、企業や団体から11組織、17チームの参加がありました。
 大会では非製造、製造の2部門に分かれて成果を競い合い、国際的な評価基準を導入し、現場審査を充実させ、書類審査と現場審査を含めた総合評価により審査されました。審査委員にはJICA専門家のほか、ザンビア生産性本部が参加し、ザンビアの国が一体となった活動となりました。また、JICAの協力によってカイゼン活動がザンビアに導入されて以来、継続的に活動したチームが予想以上に育ち、製品を輸出できるほどに成長していたことなど、大きな成果がありました。大会初日の開会式ではザンビア内閣府から国立カイゼン・センター(KIZ)の設立が表明され、民間だけでなく、ザンビア政府が一丸となって取り組む機運が醸成されつつあり、関心の高さを印象付ける大会となりました。
今回の優勝チームは以下の通りです。
非製造部門の部 金賞 チーム : Northern Team of Nkana Water and Sewerage Company from Kitwe
製造部門の部 金賞チーム : Rock Breaker Team of Strongpak from Kitwe
 日本政府はJICAを通じてザンビアのカイゼン活動の促進を支援しています。現在JICAは、カイゼンのコンセプトを取り入れた国立カイゼン・センター(KIZ)の設立を支援しています。また、シニア海外ボランティアも派遣して、カイゼンを全国に展開する協力を実施中です。今回のカイゼン全国大会は、そうした協力の成果が着実に生まれていることを示す場となりました。

 

 第4回ザンビア全国カイゼン大会開会式における江川大使スピーチはこちら


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