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ネリカ米の普及と農業分野への支援に関する意見交換会の開催
8月16日(金),グレイフォード・モンデ農業畜産副大臣らザンビア農業畜産省政府幹部,ズル ザンビア種子公社常務取締役,プラブハカ インターコンチネンタルホテルザンビア常務取締役等の民間関係者幹部,主要マスコミ関係者等を大使公邸に招待し,ネリカ米(注)の普及と農業分野への支援について,当館及びJICAザンビア事務所関係者の間で意見交換会を行いました。冒頭,江川大使が挨拶し,我が国は農業分野への支援を大きな柱の一つとして位置づけ,小規模農家を主な対象に灌漑面積の拡大や食用作物の多様化に係る協力を実施していることを紹介しました。また,「2018年までにサブサハラ・アフリカにおけるコメの生産量を2,800万トンまでに倍増させる」の方針に基づき,ザンビアに対してもネリカ米などの米の生産に係る協力を積極的に展開する旨強調しました。また,当日は,ネリカ米を使った料理の試食を行いました。
現在,我が国はJICAが実施する技術協力を中心としてザンビアの農業・農村開発のための様々な協力を行っています。ザンビアは水資源が豊富で,稲作に適した広大な土地を有しており,コメの生産ポテンシャルが非常に高いことから,2012年6月にJICAが実施する技術協力として「コメを中心とした食用作物多用化支援プロジェクト(Fodis-R)」を開始し,ザンビア在来種の生産性向上とネリカ米の普及に係る協力を行っています。ネリカ米の普及がザンビアの作物多様化促進にあたり,重要な役割を果たすことが期待されます。
(注)ネリカ米(NERICA):New Rice for Africaの略。高収量のアジア稲と病気・雑草に強いアフリカ稲の交配によって1994年に開発された稲のことです。
本意見交換会における江川明夫大使のスピーチはこちら。
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