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知的所有権に関するワークショップの開催
平成25年7月16~18日,ルサカ市において,世界知的所有権機関(WIPO)及びザンビア特許・会社登録庁(PACRA)の共催により,技術・イノベーション支援センター(Technology and Innovation Support Center:TISC)活用に向けたセミナー及びワークショップが開催されました。本ワークショップは,日本国特許庁から「WIPOジャパンファンド」を通じてWIPOに拠出している支援金の一部を用いて開催されたものです。
技術・イノベーション支援センター(TISC)は,WIPO開発アジェンダに基づきWIPO が各国の知的財産権庁と協力して途上国に設置を進めているもので,同国の技術者に現地にて高品質な特許情報を含む技術情報を提供することを目指しています。ザンビアには本年TISCが設置され,それに伴って実際にTISCを活用できる人材をトレーニングすることを目的に今般のワークショップが開催されました。
17日午前の開会式では,TISCを利用する実務者(特許庁,研究機関,大学,商工会議所の職員等)を前に,ザンビア政府を代表してアルバート・ムチャンガ商業通商産業次官代行,ジョイス・クレア・バンヤWIPOシニア・アドバイザー,我が国政府を代表して山地秀樹参事官がそれぞれ挨拶をしました。
ムチャンガ商業通商産業次官代行からは,関係者への謝意とともにザンビアにおける知的所有権の保護の重要性について述べられ,バンヤWIPOシニア・アドバイザーからは途上国でのTISCの活用意義とデータベースの有効性が強調されるとともに,関係者との協力によりザンビアでのTISCプロジェクト実現にいたったこと,日本国特許庁の支援に感謝の意が表されました。
山地参事官からは,日本政府が「WIPOジャパンファンド」を通じて,アフリカ諸国の知的財産権整備・保護に係る支援をしていること,またTISCの活用によりザンビア政府が目指すインフラ開発や経済多様化が実現し,ザンビアで生じるイノベーションが現地産業の発展と持続的な成長に繋がることへの期待が述べられました。
本開会式における山地参事官のスピーチはこちら。
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