| English
アフリカ理数科教育域内連携ネットワーク技術会合開会式
平成25年6月17日,首都ルサカ市において,国際協力機構(JICA)が支援する,アフリカ理数科教育域内連携ネットワーク(Strengthening of Mathematics and Science Education in Western, Eastern, Central and Southern Africa:SMASE-WECSA)技術会合の開会式が開催されました。アフリカ理数科教育域内連携ネットワークとは,アフリカ域内の理数科教育の振興及び域内の連携促進を目的として,2001年にJICAの支援によりケニアに設立されたNPOで,2013年現在34ヶ国が加盟しています。
本会合は,6月17日~21日の間,26ヶ国(英語圏18ヶ国,フランス語圏6ヶ国,ポルトガル語圏2ヶ国)からの理数科教育関係実務者等約130名が一堂に会して開催され,参加者は,各国の理数科教育の質の向上を図ることを目指して,ザンビアの理数科教育の改善にかかる独自の教員研修制度の整備状況や実践手法の経験や教訓について理解を深めました。
開会式においては,ザンビア政府を代表して,デイビッド・マブンバ教育科学職業訓練早期教育副大臣が,我が国からは江川明夫大使が招待され,それぞれ祝辞を述べました。
マブンバ教育科学職業訓練早期教育副大臣からは,我が国及びJICAによる長年のザンビアの教育分野に対する経済協力につき感謝の意が表されるとともに,一国の繁栄を支える高度な人材を育成するために教員が果たす役割は計り知れないとして,ザンビア全土において理数科教員育成分野への投資を更に促進していく旨が述べられました。
江川大使からは,アフリカ理数科教育域内連携ネットワークの過去12年の発展とその成果,そしてその中で日本の果たしてきた役割について述べるとともに,ザンビアの教員教育にかかるたゆまない尽力に敬意を表しました。また、6月初旬に日本で開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)に触れ,急成長を遂げるアフリカ経済にとって,持続可能な開発を推進するための最重要テーマは,産業開発の促進による経済構造の多様化に加え,若年層の雇用創出と人材育成であるという認識のもと,我が国は引き続き理数科教育の教員育成への支援に注力する旨述べました。
本開会式における江川大使のスピーチはこちら。
Copyright(C): 2012 Embassy of Japan in Zambia
P.O.Box34190, Lusaka, Zambia
No.5218, Haile Selassie Avenue
Tel: 260-211-251555