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無償資金協力起工式(ルサカ南部地域居住環境改善計画(インナーリング道路))
4月26日、ルサカ市において、平成23年度無償資金協力「ルサカ南部地域居住環境改善計画」(通称:インナーリング道路、供与限度額27億7600万円)の起工式が行われました。この式典には、江川明夫駐ザンビア共和国大使、カバンシ地方自治住宅大臣、チセンガ・ルサカ市長等が参加しました。
ルサカ市は、ジンバブエ・南アフリカ共和国の各都市につながる南北回廊を形成するカフエ道路、コンゴ民主共和国につながるロビト回廊を形成するグレートノースロード、マラウィ・モザンビークにつながるナカラ回廊を形成するグレートイーストロードなどの主要幹線道路が放射状に集中する拠点となっています。よって、物流の観点からは南部アフリカの経済を支える重要な地点となっていますが、長距離の貨物トラックを含めた自動車交通が市内に集中するために、市内の激しい渋滞が大きな問題となっており、南部アフリカの経済発展を阻害する要因となっています。
インナーリング道路の整備により、ルサカ市内の渋滞が緩和され、南部アフリカの経済発展が促進されることが期待されます。さらに、ルサカ南部複合的経済特区(Lusaka South Multi Facility Economic Zone)※に接続するためLS-MFEZの開発が促進されることにより、雇用機会が創出され、貧困削減につながることが期待されます。
本道路がザンビアと日本の友好の証として、多くの道路利用者にひ益することが期待されます。
本式典における江川大使のスピーチはこちら。
※ルサカ南部複合的経済特区(Lusaka South Multi Facility Economic Zone):税制優遇の特例を設け、外国からの投資を促進し国内産業の活性化を図るエリア。
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