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ザンビアのスポーツ分野における日本の貢献
スポーツは人々に喜びと感動をもたらすのみならず、スポーツを通じ人間形成に重要な要素を学ぶことが可能です。日本政府はこれまで、スポーツの発展を通じザンビアの発展に貢献するとの観点から、スポーツ分野において積極的な活動を行ってきました。ここにこれまでの日本政府による主要な貢献を紹介したいと思います。
1 ザンビア・オリンピック委員会との協力
日本政府は2012年、ザンビア・オリンピック委員会に対し約12万米ドルの草の根文化無償資金協力を実施しました。これはルサカ市のマンデブ地区にあるオリンピック委員会所有の敷地に陸上競技場、サッカー場、テニスコート及びネットボールコートを建設するもので、現在完成したスポーツ施設は「ヤマト・フィールド」と呼ばれ、オリンピック委員会によるプログラムの下、地域の多くの青少年が集いスポーツ活動を行う場となっています。
2 ザンビアにおける柔道の普及
日本政府はザンビア柔道協会とタイアップし、ザンビアにおける柔道の普及・レベル向上のための活動を行っています。1970年以降、これまで多くの青年海外協力隊員が柔道分野の指導者として派遣されてきたほか、2009年には国際交流基金から柔道専門家が4名が派遣され、当地柔道指導者に対する指導を行ったり一般市民を対象としたデモンストレーションを行いました。1998年、2002年、2008年にはザンビア柔道協会に対し、柔道着、柔道マット、体重計や競技用タイマー等の柔道機材(総額7990万円)を供与しました。さらに、在ザンビア日本大使館は1986年以降ザンビアにおける唯一の全国大会である柔道大使杯を毎年開催しています。
3 ザンビアにおける空手の普及
空手はオリンピック競技に採用されていないものの、世界中に競技者がいる日本発の競技です。過去には空手分野の青年海外協力隊員がザンビア大学で空手を教えていましたが、在ザンビア日本大使館は、2011年、ザンビア空手連盟とザンビアにおける空手普及のための協力を開始し、2012年にザンビア初の全国大会となる空手大使杯を開催しました。本大会は昨年にもザンビアの全空手流派を招待して実施され、多くの空手家が参加しました。
4 JICA青年海外協力隊員の派遣
国際協力機構(JICA)はこれまでスポーツ分野の青年海外協力隊員も多くザンビアに派遣しています。1970年、ザンビアに最初に派遣された隊員は柔道の専門家でした。以来、柔道、空手はもちろんのこと、サッカー、陸上競技、バスケットボール、水泳、卓球、バドミントンなどの様々な分野の隊員がザンビアにて選手育成、指導者の育成のために活動しています。
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