草の根・人間の安全保障無償資金協力「セント・アバノブ・クリスチャン・コミュニティースクール・カニヤマ校新校舎建設計画」署名式


 

 

     2013年2月13日、ザンビアの首都ルサカの日本大使館において、江川明夫駐ザンビア共和国大使と当地のNGOセント・アバノブ・クリスチャン・コミュニティスクールのアブラハム・ファム代表との間で、123,367ドルを限度とする贈与契約の署名式が行われました。
     セント・アバノブ・クリスチャン・コミュニティスクールはこれまでルサカ市内に3つの学校を設立し、HIV/AIDS等で両親を亡くすなど経済的に困窮している子供たちを対象に教育を行ってきました。しかしながらルサカ市カニヤマ地区にある学校では一般家屋の部屋(約20平米)を教室として使用しているため、教室は生徒であふれ、1学年あたりの授業時間も制限されるなど満足に生徒が教育を受けることができる状況にありませんでした。カニヤマ地区はルサカ市でも低所得層の世帯が密集する地域であり、公立の学校に通えない子供達が多数います。

     今回の協力により、同校の敷地内に8教室からなる校舎及びトイレ棟を建設し、必要な家具等を整備することで、この劣悪な教育環境が改善され、より多くの子供達が質の高い教育を受けることができるようになることが期待されます。

     

    ※本署名式における江川大使のスピーチこちら

     

    ※コミュニティスクール
    ザンビアには公立小学校・中学校にも通えない程経済的に困窮している家庭の児童を受入れる受け皿として私立のコミュニティスクールが多数設立されています。

 

 

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